労働災害発生状況について
岐阜労働局によると、岐阜県内の労働災害発生状況(12月末速報値)は死亡災害は12人と令和3年の26人から14人減少したものの、休業4日以上の死傷災害発生件数は3,429件と前年(令和3年)同期比で1,115人(48.2%)の大幅な増加となっています。業種別では、いわゆる第三次産業で大幅な増加となり労働災害全体の6割以上を占め、特に保健衛生業、接客娯楽業等で増加が顕著になっています。新型コロナウィルスに感染症による増加も大きいので、引き続き職場における新型コロナウィルス対策が重要です。また、感染症による増加を除いても、前年同期比約10%以上の増加になっており予断を許しません。依然として転倒災害、墜落・転落災害、挟まれ・巻き込まれ災害等が大きな割合を占めています。これからの季節は、凍結や降雪を原因とした冬季労働災害の発生が懸念されます。通路等の凍結防止対策の実施や転倒災害の防止対策等の一層の徹底が望まれます。改めて全ての事業場において労働災害防止対策の徹底を図っていただきますようお願いします。